「掲示板報告集」(3)

(2004年5月14日通信)

BBSにて、
旅先の臨場感溢れる様子も報告されます。

ヒロト・ロジンスキーの発言(のみ)
集成しました。
(2004年2月24日〜2004年5月14日 帰国迄)


中華を堪能!   投稿日: 2月24日(火)

昨日、ラオスから中国雲南省に入国。さすがに中国、雲南省といっても食事が美味い!そして安いのも良い。ただ、私は中国語が出来ないし英語も通じないのでコミュニケーションがちょっと難しいか。とにかく中国語を覚えなければならない。この時期は菜の花が咲く頃らしく(中国人が辺り一面の菜の花と言っていたから、そのスケールはきっと凄いのだろう)標高が高くなければちょうど良い気候だ。

中国ネットカフェ事情   投稿日: 2月27日(金)

中国ではネットカフェの料金は安いのだが(1時間2元)、CDドライブを利用できるものが殆どなくラオスの写真を送ることができない。また、デジカメから画像をダウンロードするにはwindowsXPが必要だ。また、日本語で打つには日本語タイプ用ソフトウェアをネットカフェのパソコンにインストールしなければならない。そういうわけで、ラオス通信及び中国通信はまだちょっと遅れそうです。もう少し大きい都市に行くまでお預けとなりそう。

雲南省も楽しそうな予感がします。いやー、年のせいにするわけじゃないけどこの旅ではなかなか新しい言葉が覚えられず、、、、中国語も然り。やっぱり若いときのような気力が無くなったのかなー、ひょっとして。

4日連続バス移動   投稿日: 3月 7日(日)

4日連続のバス移動で景洪(ジンホン)から瑞麗(ルイリー)にやって来た。ダイレクトバスもあったのだが、何となく今回はローカルバスを乗り繋いでみたかった。その方がより中国に近寄れる気がして、、、。まあ、中国のバス移動は比較的楽だから思うことなのだろう。

中国語はやっぱり苦労しています。タ行発音の語が多過ぎて混乱してしまいます。いつもメモ用紙とボールペンを携帯し筆談ですよ。

確に中国では雲南省でさえ森林と呼べる森林は少なく、その事実に驚きました。これから更に人口が増えると、一体どうなっちゃうんでしょうね。えー、ラオス通信の4枚目の写真はアカ族です。写した場所は北部、中国国境に近いムアンシンという村です。ちなみに昨年アップしている『ラオス自転車ツアー』でもアカ族の子供達と撮った画像があります。彼らは少数民族の中でも独自の文化を今も強く保持していると言えるでしょう。(苗族はモン族のことです。彼ら自身達をモンと呼びます。)

そう、帰国は5月頃でしょうか?まだよくわかりませんが、、、。

今日もハズレ   投稿日: 3月14日(日)

雲南省の秘境と呼ばれる怒江リス族自治州に来ているがとても秘境とは言い難い。州を南北に流れる怒江が山間部を縫うように流れているのでそれらしき雰囲気はあるにはあるが、、、。あまり民族衣装を着た人を目にしないので昨日公安局(中国の警察)に出かけ、各村の市がある日を教えてもらった。というのは昨日福貢から貢山にくる途中の村で市が開いていて、そこには少しだが美しい民族衣装を着た人がいたのだ。で、本日出かけてみた。訪れた村は、チベット族とヌー族が主体の村でちょっと期待外れだったかな。明日の違う村の市にまたかけよう。

今回の写真は寄せ集めで、とりあえずラオスの少数民族を揃えたものです。ピントがあってないものがあったりと恥ずかしいのですが、それでも彼らのことを知ってもらえたらと思ってアップしました。アカ族は一部の村で旅行者にしつこく土産物を売るためまとわりつき、そのため旅行者に敬遠されがちな面もあります。しかし、それはこれまでの旅行者が彼らをそうさせたもので、普通のアカ族の人々はそうではありません。彼らの外観は他の少数民族とかなり違うので奇異に映りますが、、、。私はランテン族のシンプルな衣装、そしてアカ族の土産物売りの逞しいオバチャン達が好きです。 えっと、アカ族の特徴的な色は黒でしょうかね(私の写真のセレクトが偏っていたかも)。それに赤や青のアクセントが入ります。

撮る側と撮られる側のいい関係?そうでもないですよ。さすがに嫌がる人を撮ることはしないですが、たいてい確認すると拒否されますからね。ピンボケのものなんか遠くから邪魔にならぬようコッソリというところでしょうか。写真を撮ってもいいかどうか訪ねて拒否が続くと、なにか自分が悪事を犯したような気持ちになり落ち込みますからね。だから、無理のない範囲で撮った写真を上げることにしています。そうすると彼らも少しは心を開いてくれるような気がして、、、。

大理到着   投稿日: 3月18日(木)

怒江リス族自治州でさらに2日間別々のマーケット似出かけ、ようやくリス族の民族衣装の写真を撮れた。2日目は川(怒江)をワイヤーロープと滑車で渡っていくところの写真も撮れマズマズ。昨日その怒江リス族自治州から夜行バスで大理に到着した。大理はかつての大理国の首都、古い町並みが保存されており何処となく倉敷の美観地区を思い出す。観光客相手に土産物屋が並ぶ様子も近いものがある。規模はここ大理のほうがもっと大きいけど、、、。というより、美観地区が大理に似ていると言った方がより正確なのかもしれない。

が○じゃ、確かに。   投稿日: 3月18日(木)

SHUさんのご指摘の通りここ大理はが○じゃ目当てもあり旅行者が多いようです。勿論それ以外の魅力も大きい。通りをブラブラしていると、客引きのオバチャン達からまずは土産物はどうか、次に観光ツアー、そして最後にが○じゃと攻めてきます。まあ、私は吸わないから彼女たちには貢献できないけれど、、、。

撮る人撮られる人2   投稿日: 3月20日(土)

大理はその名の通り大理石を産出し、その手の土産物屋も多くあります。大理石の紋様を水墨画、風景、物のように見立て薄くカットし、それを額に入れて飾るような物もあります。でもよく見てみないと、「ん?」という代物が多いような気が、、、。

明日、大理から麗江に移動予定。標高が2500m位あるので朝晩が少し肌寒いのかもしれない。

麗江にはビックリ!   投稿日: 3月24日(水)

今日で麗江3日目。ここ数年の中国国内観光ブームの影響で麗江は中国人観光客で溢れかえっている。その数が半端じゃない!それでも麗江は古い町並みが残っており、なかなかのもの。5年前くらいに訪れていればなーとちょっと後悔した。
SHUさん、ここは天気がよければ長袖シャツ位でOKだけど朝晩はフリースですね。桜なんかも今咲いてますよ。

虎跳峡へ行ってきた。   投稿日: 3月30日(火)

峡谷で有名な虎跳峡へ行ってきました。そこは2000m前後の標高で峡谷を流れる急流と5000mを越す玉龍雪山が一望できる素晴らしい景観。ただ天気がイマイチだったのと、空気がクリアでなかったのが心残り。ちょっとばかり北部パキスタンのような雰囲気があった。明日は四川省との省境の湖(ルーグーフー)に行ってきます。

中国は食事が良いせいか体調良好です。「見つめて」の少女は私がカメラを向けても構わず、何か不思議な感じがしました。将来、きっと芯の強いしっかりした女性になるんでしょうかねー。

私も市場とかへ行った時に、鶏が売られている周辺を歩かなきゃならない場合は鶏インフルエンザのことが頭によぎります。でも通っちゃたりもしているけれど、、、。いずれにしろ避けた方が良いですよね。

ルーグーフーはつまらない!   投稿日: 4月 4日(日)

雲南省のニンラン・イ族自治州にある標高2600mの湖、ルーグーフーに2泊3日で行ってきた。ガイドブックには、母系社会を今も引き継いでいるモソ人(人口1万人)が住む秘境のように書いてあったが、行ってみると中国人団体観光客が押し寄せるかなりの観光地!湖の集落周辺には建築中のホテルが幾つもあり、今後まだまだ開発されるようだ。そして、この湖の入域料41元(約500円)を始めとしてボート代、湖畔のBBQとか、他の観光地と比較してもかなりの割高。で、それだけの価値があったかというと首をひねらざるを得ない。正直言ってかなり失望した。ただ、湖へ行く途中にあるイ族の集落では、美しい民族衣装を着た人をかなり見かけたので、明日はその村へ日帰りで行ってこようと思う。

シャングリラ到着   投稿日: 4月 9日(金)

昨日小雨の降る中、麗江(リージャン)からシャングリラに来た。本来、シャングリラとはチベット奥地に存在するチベット仏教のユートピアなのだが、中国政府が勝手に雲南省の北西部のジョンディエンという町を最近になって改称した。チベットを今も圧制する政府なのに都合の良い所だけ利用する態度には辟易させられる。中国人の間では雲南観光は人気があり(特に麗江・大理)、そこから近くチベット文化が今も残るこの地を観光に利用しようとしたわけだと私は推測する。で、ここが一体どうなのかというと「チベット文化圏の一都市」といったところではないか。市内はその中国人観光客をターゲットにしたホテル・土産物屋が多く町外れに昔からの古い町並みが残る。このエリアの建物は見応えがある。それと郊外のチベット寺と。でもチベットに手軽に旅行できるのならば外国人旅行者はわざわざ来ないだろう。まあ、あくまで中国人観光客向けのリトルチベットのような気がする。というわけで、私は明日この町を出て北へ、郷城(チャンテン)に向かう予定。

梅里雪山へ行ってきた!   投稿日: 4月17日(土)

今日、雪のシャングリラからまた麗江に戻って来た。シャングリラからはチベット仏教の第1の聖山である梅里雪山の下の方をトレッキングしてきた。この時期にしては幸運なことに初日に梅里雪山の全容を見れたことはラッキーであった。これから昆明に向けてたちます。もう、寒いところはいいかなという感じです。

ニンジン大好きのカットは本当はもっと右側の女の子の表情が良かったのだけれど、デジカメのタイムラグのため逃してしまいました。あーあ、残念!

「白族風味の正宗」って正統派白族風味というところでしょうか。やたらと目にします。

元陽にいる!   投稿日: 4月20日(火)

昨日の朝に昆明に着き、そのままバスで元陽に移動。ここは麗江と違って暖かい。日中は半袖でもOKだ。元陽は棚田で有名なのだが、写真を撮るには1カ月ちょい前が良かったらしい。今日、ちょっと町から外れて歩いてみた。確かに、私がこれまで見た中で最も美しい棚田だった。観光地としてはまだそんなに有名ではないので、ツーリストは数人しか見かけない。これはベストシーズンを外しているからかも、、、。でも、それもまた良し。今の棚田をのんびりと楽しめばよい。

元陽はいいですヨ!   投稿日: 4月23日(金)

この2ヶ月ほど雲南省を旅行しているけれど、ここ元陽周辺が一番良いかな。棚田の美しさもさることながら、この地に住むハニ族(タイではアカ族、でも民族衣装はかなり違う)やイ族のの民族衣装を見ていると面白い。毎日違う村でマーケットが開かれるし村ごとにも少し衣装が違ったりもする。ツーリストも少なく落ち着けてよい。

ウブドゥも棚田きれいだったですよね。そう、あの時オダラン見ましたよね。トペン・トゥアのBGMがわりと好きです。

今日は1日読書   投稿日: 4月26日(月)

現用に来てから毎日周辺の村にマーケットに出かけたり、棚田を見に行ったりと、結構動き回っていたので今日は休養日とした。有吉佐和子の「非色」を読んだ。終戦後間もなく進駐軍の黒人GIと結婚した女性がアメリカに渡り、人種差別を体験するというもので、なかなか読み応えがあった。旅行中にもこの人種問題というものは日々体験するもので、尚更興味深く読めたのだろう。

ここ元陽では、ハニ族・イ族の人々が普通に民族衣装を着て暮らしているので興味深い。同じハニ族でも村によって衣装が異なり、「えっ、これが同じハニ族?」と驚くこともあった。ハニ族と一括りに言うけれど、さらにまた幾つもに分かれているのだ。

広西チワン族自治区   投稿日: 5月 4日(火)

昆明から貴州のトン族の村シャオシン(肇興)まで2日がかりで移動。トン族の村では肇興に2泊、ディピン(地坪)に1泊して今日の午後、広西チワン族自治区のサンジャン(三江)に着いた。これから桂林に行こうと思ったが、今は中国GWにあたるため宿代が値上がりし、また部屋の確保も難しいとの話を聞き行き先変更。上海を目指しとりあえず湖南省への夜行バスのチケットを買った。トン族は黒の割と飾りのない民族衣装で一見華やかさはないが、生活に密着した落ち着いた雰囲気があり、これもまた良い。

タイはレンタルバイク料金が安いし、比較的安全に乗れるからバイクを借りて周辺を回ると面白いですよね。なにしろ自分の好きな所に行けるし好きな所で止まれるし。中国の少数民族は奥が深いです。とても1回の旅行では足りないですね。といってもまた何時いくかわからないですけど、、、。

雲南の少数民族の写真は原色が目立ちますが、本来の色はもう少し自然な色合いだと思います。今や化学染料に加え、少数民族自身も華やかな色を好む傾向もありそうなったのでしょう。老婆の着用しているものと比較すれば一目瞭然です。でも基本的に原色多いですけど、、、。「川を渡る」は撮ってみたかった被写体で、1時間弱何人も渡って来るのを待ちました。そう、こちら岸近くなるとスピードも緩み自力で引っ張らないと辿り着けないんですよね。だから、スピード感のないちょっと間抜けなカットです。<お出かけ>はバスの車内から取り敢えず撮ってみた写真で、これが「意外にも感じが出てたかな」と後でニンマリしました。偶然です。

上海到着!   投稿日: 5月 7日(金)

広西チワン族自治区のサンジャン(三江)からは、夜行バスを乗り継いだりして、今朝ようやく上海に到着した。ふー、疲れた。やはり夜行バスはしんどい。これから南京に行って(南京大虐殺の展示を見てみたい。中国ではどのように伝えているのか?)、また上海に戻り飛行機で帰国予定です。あともう僅かなのかと思うと、少し感慨深いものがある。「一体、この旅行は私にとって何だったのか?」なんてね。これまでは休息時間。これから帰国してからが、私の本当の人生の後半戦だ!ということにしておこう。

寄り道しっ放しですよ、私の旅は。私も時々思いますが、「中国というのは建前は立派(?)でも、まだまだ中身が伴ってない」と。日本人である私の目から見ると、かなりアンバランスですね。まあ、そういう日本だって、、、かもしれませんが。

5/15帰国します   投稿日: 5月 8日(土)

5/15に上海から福岡に飛ぶことに決定。それから17日に岡山へ行きます。 もうすぐ帰国かと思うと、これはこれで楽しみの一つですね。

南京から上海に戻る   投稿日: 5月13日(木)

南京に2泊して南京大虐殺に関する慰霊・博物館の様なところに行ってきた。うーん、やっぱ話に聞くより実際の展示の方が凄まじい。ひょっとして反日感情を煽るような展示じゃなかろうかと心配していたけれど、実際はそんなことはなく、ホッとした反面そこを出たときは何とも言えぬ疲労感に襲われた。まあ、皆さんも機会があると訪れると良いと思います。帰国したら本多勝一の「南京大虐殺」再読しようと思う。

今でも上海は騙しとか客引きとか多いですよ。毎日何人にも声をかけられています。 でも、ちょっと手口自体は巧妙じゃないようですけど、、、。

明日帰国! 投稿日: 5月14日(金)

上海を明日発ちます。いやー久しぶりの日本が楽しみです。寿司、サシミ、冷やっこ、納豆とか食いたいですね。私の場合、海外では殆ど日本食を食べないので尚更恋しいかも、、、。でも、上海のコンビニにはおにぎりが2元(約30円弱)で売っていて、この間買って食べました。中国製造のサントリービールと。ちなみに日本のビールメーカーはかなり強力にプロモーションをかけているようで(上海で)、サントリーはおそらくトップシェアではないかと思う。清涼飲料についても然り。やはり中国13億のマーケットは魅力的なのでしょう。


○Artur-Hiroto Rodzinski's WebSite○

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